日章陸運ブログ
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2024年問題を追い風にする企業!
2024-03-18
こんにちは
だんだん暖かくなって桜の時期が近づいてきましたね!
今日は2024年問題が深刻化する中で勢いに乗る企業があるという記事を見つけたのでシェアしていきたいと思います!
まず2024年問題を知らない人のために
2024年問題とは自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称を言います。
これによって運送能力が大幅に不足する可能性があります。
これは運送業界には大ダメージですね。
しかしこの状況を追い風に頑張っている会社があるみたいです。
①労働時間短縮によるドライバー給与の対応
2024年問題でドライバーの労働時間が短縮しましたね。これはいいことでもありますがその反面に給与が減ってしまうというデメリットがあります。
その会社は法律を守って経営をしていくし、それを理解して働きたいというドライバーが残ってくれた形です。法律を守っている会社の給料が安くて、守っていない会社の給料が高かったらおかしい。これからも経営努力でドライバーの給料を上げていきたいということです。
②トラック不足を見越して増車
労働時間が短くなれば、同じ数のドライバーであれば輸送量が減るのは当然のことですね。それと同時にトラックも不足しているのが現状です。
「大手求荷求車サイトの『トラボックス』では、荷物が20あるのに対し車両の数は1で、荷物があふれかえっているのが現状」。A企業さんではではこうした状況を見越し、現在の2700台から年内には3000台まで増車する予定で、25年12月までには706台の増車を予定しています。
「大手求荷求車サイトの『トラボックス』では、荷物が20あるのに対し車両の数は1で、荷物があふれかえっているのが現状」。A企業さんではではこうした状況を見越し、現在の2700台から年内には3000台まで増車する予定で、25年12月までには706台の増車を予定しています。
③M&Aで地方の会社をグループ化し拡大
A企業は16社のグループ会社からなり、123の拠点を有する。拠点のうち46拠点はコロナ禍以降に増えたもので、さらに「そのうちの14拠点は事業譲渡によるM&Aで、2社は営業譲渡」によって傘下に入れたみたいです。
M&Aで事業を譲渡しようとする企業の中には、経営状態が思わしくなかったり、債務があったりすることもある。事業譲渡ではこうした負の財産も継承しなければならないが、営業譲渡であればトラックや倉庫、ドライバーなどの資産だけを継承することができる。
「倒産させて経営者を自己破産させてしまえば事業の整理は楽ですが、それでは元の経営者が困ります。手間はかかりますが、営業譲渡はやってみる価値があります」
A企業は16社のグループ会社からなり、123の拠点を有する。拠点のうち46拠点はコロナ禍以降に増えたもので、さらに「そのうちの14拠点は事業譲渡によるM&Aで、2社は営業譲渡」によって傘下に入れたみたいです。
M&Aで事業を譲渡しようとする企業の中には、経営状態が思わしくなかったり、債務があったりすることもある。事業譲渡ではこうした負の財産も継承しなければならないが、営業譲渡であればトラックや倉庫、ドライバーなどの資産だけを継承することができる。
「倒産させて経営者を自己破産させてしまえば事業の整理は楽ですが、それでは元の経営者が困ります。手間はかかりますが、営業譲渡はやってみる価値があります」
④コストセーブの強化
トラックの整備コストは8〜10%。古いトラックだと15%に及ぶこともあります。さらに、タイヤ代もかかります。
そこでA企業はは全国に20か所の整備工場を設置。各地域の拠点を自社整備工場でカバーしています。
そこでA企業はは全国に20か所の整備工場を設置。各地域の拠点を自社整備工場でカバーしています。
自社整備にするとコストが2%ほど安くなるみたいです。運送業の営業利益は一般に2〜3%なので、このコストカットは大きいですね
集約してしまっても良さそうなものだが、それだと今度は回送コストが発生してしまうのでオイル交換、3か月点検、タイヤ交換など、そのたびに遠方まで行くよりは、近場で済ませてしまった方がコストがかかりません。また、車両の稼働を止めずに車検が行えるのも大きなメリットみたいです。
集約してしまっても良さそうなものだが、それだと今度は回送コストが発生してしまうのでオイル交換、3か月点検、タイヤ交換など、そのたびに遠方まで行くよりは、近場で済ませてしまった方がコストがかかりません。また、車両の稼働を止めずに車検が行えるのも大きなメリットみたいです。
20か所というのは多すぎるようにも見えるが、他の運送業者の車両点検も行い、できる限り無駄のない運用が行われているという。
さらに、インタンクを45か所に設置しました。
⑤ドライバーの採用につながる取り組み
個人的に一番衝撃だったのがこの企業さんは数多くのトラックユーチューバーが在籍しています。
個人的に一番衝撃だったのがこの企業さんは数多くのトラックユーチューバーが在籍しています。
もともとユーチューブ配信をドライバーに許可していたわけではなかったのですが
「仕事中にユーチューブ配信をしているドライバーがいるというので役員会に呼び、話を聞いてみたんですが、案外面白そうで、これはやらせてみてもいいんじゃないかということになりました。それで、就業規則を変更して、就業中に配信をしても良いということにし、配信の収益はドライバー本人がすべて取ってよいというルールを設定しました」
これによって会社公認のユーチューバーが誕生。そのユーチューバーが配信で、ユーチューブ配信が会社公認になったと語ったことがきっかけとなり、「トラックユーチューバーとして働きたい」と次々に面接にきたのだそうです。
「仕事中にユーチューブ配信をしているドライバーがいるというので役員会に呼び、話を聞いてみたんですが、案外面白そうで、これはやらせてみてもいいんじゃないかということになりました。それで、就業規則を変更して、就業中に配信をしても良いということにし、配信の収益はドライバー本人がすべて取ってよいというルールを設定しました」
これによって会社公認のユーチューバーが誕生。そのユーチューバーが配信で、ユーチューブ配信が会社公認になったと語ったことがきっかけとなり、「トラックユーチューバーとして働きたい」と次々に面接にきたのだそうです。
ユーチューバーをしながら働ける環境があると若い世代のドライバーも増えそうですし、副業でも稼げたらドライバーさんも嬉しいですよね。ドライバーさんがドライバーの魅力を伝えてくれるのでさらに「ドライバーへの憧れ」を持つ人が増えそうですね。この考えは頭いいなと思いました。
何か問題が発生した時その問題に臨機応変に対応していかないと経営は難しいのかなと思います。
この企業さんのようにちょっとしたアイデアが経営を大きく変えてくれることもあるのでこの「アイデア」が大切ですね